ストラテジ系問題集

分析

問題1-11. ABC分析の事例として適切なものはどれか。

  • ア. 顧客の消費行動を、時代、年齢、世代の3つの観点から分析する。
  • イ. 自社の商品を、売上高の高い順に3つのグループに分類して分析する。
  • ウ. マーケティング環境を、顧客、競合、自社の3つの観点から分析する。
  • エ. リピート顧客を、最新購買日、購買頻度、購買金額の3つの観点から分析する。

問題1-12. パレート図の説明として、適切なものはどれか。

  • ア. 作業を矢印で、作業の始点 / 終点を丸印で示して、それらを順次左から右へとつなぎ、作業の開始から終了までの流れを表現した図。
  • イ. 2次元データの値を縦軸と横軸の座標値としてプロットした図。
  • ウ. 分類項目別に分けたデータを件数の多い順に並べた棒グラフで示し、重ねて総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで示した図。
  • エ. 放射状に伸びた数値軸上の値を線で結んだ多角形の図。

問題1-13. 2種類のデータの関係性を表すことを目的として用いるものはどれか。

  • ア. 決定表
  • イ. 散布図
  • ウ. 特性要因図
  • エ. パレート図

問題1-14. クラスの学生の8科目の成績をそれぞれ5段階で評価した。クラスの平均点として学年の成績の比較や、科目間の成績のバランスを評価するために用いるグラフとして、最も適切なものはどれか。

  • ア. 円グラフ
  • イ. 散布図
  • ウ. パレート図
  • エ. レーダーチャート

問題1-15. ブレーンストーミングの進め方のうち、適切なものはどれか。

  • ア. 自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。
  • イ. 他のメンバーの案に便乗した改善案が出ても、とがめずに進める。
  • ウ. メンバーから出される意見の中で、テーマに適したものを選択しながら進める。
  • エ. 量より室の高いアイディアを追求するために、アイディアの批判を奨励する。

問題1-16. 損益計算書に記載されるA~Eの5つの利益のうち、Cに当てはまるものはどれか。

売上高100(百万円)
売上原価75
A25
販売費及び一般管理費10
B15
営業外収益3
営業外費用7
C11
特別損失2
D9
法人税・住民税及び事業税3
E6
損益計算書sample
  • ア. 売上総利益
  • イ. 営業利益
  • ウ. 経常利益
  • エ. 当期純利益

問題1-17. 貸借対照表から求められる、自己資本比率は何%か。

資産の部負債の部
流動資産合計 100万円

固定費資産合計 500万円
流動負債合計 160万円

固定負債合計 200万円
純資産の部
株主資本   240万円
貸借対照表sample
  • ア. 40
  • イ. 80
  • ウ. 125
  • エ. 150

問題1-18. 製品Aの精算及び販売に必要な固定費は年間3,000万円である。製品Aの単価が2万円、生産及び販売に掛かる1個辺りの変動費が5,000円であるとき、製品Aの損益分岐点における販売個数は何個か。

  • ア. 1,500
  • イ. 2,000
  • ウ. 4,000
  • エ. 6,000

問題1-19. ROE(Return On Equity)を説明したものはどれか。

  • ア. 株主だけでなく、債権者も含めた資金提供者の立場から、企業が所有している資産全体の収益性を表す指標
  • イ. 株主の立場から、企業が、どれだけ資本コストを上回る利益を生み出したかを表す指標
  • ウ. 現在の株価が、前期実績又は今期予想の1株当たり利益の何倍かを表す指標
  • エ. 自己資本に対して、どれだけの利益を生み出したかを表す指標

問題1-20. 財務諸表のうち、営業活動、投資活動、財務活動 の3つの活動区分に分かれているものはどれか。

  • ア. キャッシュフロー計算書
  • イ. 損益計算書
  • ウ. 貸借対照表
  • エ. 有価証券報告書

企業と法務

問題2-1. 著作憲法による保護の対象となるものはどれか。

  • ア. アルゴリズム
  • イ. 操作マニュアル
  • ウ. プログラム言語
  • エ. プロトコル

問題2-2. 知的財産権のうち、権利の発生のために申請や登録の手続きを必要としないものはどれか。

  • ア. 意匠権
  • イ. 実用新案権
  • ウ. 著作権
  • エ. 特許権

問題2-3. 著作憲法の保護の対象となるものはどれか。

  • ア. 経常や色が斬新な机のデザイン
  • イ. 自然法則を利用した技術的に新しい仕組み
  • ウ. 新発売した商品の名称
  • エ. 風景を撮影した写真

問題2-4. 不正競争防止法の不正競争に該当するものはどれか。

  • ア. 競争関係にある他社の信用の低下につながる、反社会的な行為を公表した。
  • イ. 自社で使っているドメイン名が、偶然他社のドメイン名と類似していた。
  • ウ. 新聞に記載されていた掃除用具開発の着想を参考にして、オリジナルな文房具を開発した。
  • エ. 取引先から入手した情報が他社の営業秘密に当たるものであることを知っていながら、自社で使用した。

問題2-5. インターネットを利用した新たなビジネスモデルを保護する法律はどれか。

  • ア. 意匠法
  • イ. 商標法
  • ウ. 著作権法
  • エ. 特許法

問題2-6. 外部技術の導入手法の1つとして、企業が互いに有する特許の実施権を交互に許諾するものはどれか。

  • ア. アライアンス
  • イ. クロスライセンス
  • ウ. ジョイントベンチャー
  • エ. ロイヤルティ

問題2-7. 不正アクセス禁止法において、不正アクセスと呼ばれている行為はどれか。

  • ア. 共有サーバにアクセスし、ソフトウェアパッケージを無断で違法コピーする。
  • イ. 他人のパスワードを使って、インターネット経由でコンピュータにアクセスする。
  • ウ. 他人を中傷する文章をインターネット上に掲載し、アクセスを可能にする。
  • エ. わいせつな画像を掲載しているホームページにアクセスする。

問題2-8. 不正アクセス行為の禁止等に関する法律で禁止されている行為はどれか。

  • ア. OSなどに存在するセキュリティ上の弱点を電気通信回線を通じて攻撃してコンピュータを不正利用する行為
  • イ. 営業秘密や営業上のノウハウの盗用などの不正行為
  • ウ. 他人を誹謗中傷する内容をホームページや掲示板などへ掲載する行為
  • エ. 本人に対して個人情報の利用目的を隠し、不正な手段で取得する行為

問題2-9. インターネットに接続しているコンピュータ環境において、不正アクセス禁止法で規制されている、不正アクセスを助長する行為に該当するものはどれか。

  • ア. 住所や氏名などの個人情報を不正に搾取するプログラムを作成して配布する。
  • イ. 商用の音楽コンテンツを、ブログで不特定多数がダウンロードできる状態にする。
  • ウ. 他人のIDとパスワードを、本人に無断で第三者に口頭で伝える。
  • エ. 特定のWebサイトに対する大量のアクセスを扇動する書込みを、電子掲示板に投稿する。

問題2-10. 労働基準法を説明したものはどれか。

  • ア. 生活の安定、労働力の質的向上のために最低の賃金を保証した法律
  • イ. 短時間労働者の福祉の増進を目的に定められた法律
  • ウ. 必要な技術を持った労働者を企業に派遣する事業に関しての法律
  • エ. 労働時間、休憩、休暇など労働条件の最低ラインを定めた法律

問題2-11. X社の要因をA社に駐在させ、A社のプロジェクトリーダ指示の下でヘルプデスク業務を行っている。このときA社がX社と取り交わす契約書として適切なものはどれか。

  • ア. 請負契約書
  • イ. 雇用契約書
  • ウ. 売買契約書
  • エ. 労働者派遣契約書

問題2-12. 営業秘密の要件に関する記述a~dのうち、不正競争防止法に照らして適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  • a. 公然と知られていないこと
  • b. 利用したいときに利用できること
  • c. 事業活動に有用であること
  • d. 秘密して管理されていること

問題2-13. A社で新たなシステムの開発を予定している。そのシステムの著作権をA社に帰属させるために必要なことだけを全て挙げたものはどれか。ここで、著作件に関する特段の契約や取り決めはない。

  • A社は開発の全てを委託する。
  • A社は開発を委託した会社と機密保持契約を締結する。
  • A社の社員と派遣社員によって開発する。

問題2-14. フレックスタイム制の運用に関する説明a~cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  • a. コアタイムの時間帯は、勤務する必要がある。
  • b. 実際の労働時間によらず、残業時間は事前に定めた時間となる。
  • c. 上司による労働時間の管理が必要である。

法務

問題2-15. コンプライアンス経営を説明したものはどれか。

  • ア. 株主に対して企業活動の正当性を保持するために、経営管理が適切に行われているかどうかを監視し、点検する。
  • イ. 株主やその他の利害関係者に対して、経営活動の内容、実績に関する説明責任を負う。
  • ウ. 企業倫理に基づき、ルール・マニュアル・チェックシステムなどを整備し、法令や社会規範を遵守した企業活動を行う。
  • エ. 投資家やアナリストに対して、投資判断に必要な正確な経営情報を適時に、かつ継続して提供する。

問題2-16. ソーシャルメディアポリシーを制定する目的として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  • a. 企業がソーシャルメディアを仕様する際の心得やルールなどを取り決めて、社外の人々が理解できるようにするため
  • b. 企業に属する役員や従業員が、公私限らずにソーシャルメディアを仕様する際のルールを示すため
  • c. ソーシャルメディアが企業に対して取材や問い合わせを行う際の条件や窓口での取扱ルールを示すため

問題2-17. 個人情報に該当しないものはどれか。

  • ア. 50音別電話帳に記載されている氏名、住所、電話番号
  • イ. 自社の従業員の氏名、住所が記載された住所録
  • ウ. 社員コードだけで構成され、他の情報と容易に照合できない社員リスト
  • エ. 防犯カメラに記録された、個人が識別できる映像

問題2-18. 個人情報を他社に渡した事例のうち、個人情報保護法において、本人の同意が必要なものはどれか。

  • ア. 親会社の新製品を案内するために、顧客情報を親会社へ渡した。
  • イ. 顧客リストの作成が必要になり、その作業を委託するために、顧客情報をデータ入力業者へ渡した。
  • ウ. 身体に危害を及ぼすリコール対象製品を回収するために、顧客情報をメーカへ渡した。
  • エ. 請求書の配送業務を委託するために、顧客情報を配送業者へ渡した。

問題2-19. 個人情報保護法における、個人情報取扱事業者の義務はどれか。

  • ア. 個人情報の安全管理が図られるよう、業務委託先を監督する。
  • イ. 個人情報の安全管理を図るため、行政によるシステム監査を受ける。
  • ウ. 個人情報の利用に関して、監督官庁に届け出を行う。
  • エ. プライバシーマークを取得する

問題2-20. 個人情報保護法で定められた、特に取扱いに配慮が必要となる"要配慮個人情報"に該当するものはどれか。

  • ア. 学歴
  • イ. 国籍
  • ウ. 資産額
  • エ. 信条

問題2-21. EUの一般データ保護規則(GDPR)に関する記述として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  • a. EU域内に拠点がある事業者が、EU域内に対してデータやサービスを提供している場合は、適用の対象となる。
  • b. EU域内に拠点がある事業者が、アジアや米国などEU域外に対してデータやサービスを提供している場合は、適用の対象とならない。
  • c. EU域内に拠点がない事業者が、アジアや米国などEU域外に対してだけデータやサービスを提供している場合は、適用の対象とならない。
  • d. EU域内に拠点がない事業者が、アジアや米国などからEU域内に対してデータやサービスを提供している場合は、適用の対象とならない。

問題2-22. 行政機関の保有する資料について、開示を請求する権利とその手続などについて定めた法律はどれか。

  • ア. 公益通報者保護法
  • イ. 個人情報保護法
  • ウ. 情報公開法
  • エ. 不正アクセス禁止法

問題2-23. POSシステムなどで商品を一意に識別するために、バーコードとして商品に印刷されたコードはどれか。

  • ア. JAN
  • イ. JAS
  • ウ. JIS
  • エ. QR

問題2-24. 情報を縦横2次元の図形パターンに保存するコードはどれか。

  • ア. ASCⅡコード
  • イ. Gコード
  • ウ. JANコード
  • エ. QRコード

問題2-25. ISOが定めた環境マネジメントシステムの国際規格はどれか。

  • ア. ISO 9000
  • イ. ISO 14000
  • ウ. ISO / IEC 20000
  • エ. ISO / IEC 27000

問題2-26. フォーラム標準に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ア. 工業製品が、定められた品質、寸法、機能及び形状の範囲内であることを保証したもの
  • イ. 公的な標準化機関において、透明かつ公正な手続きの下、関係者が合意の上で制定したもの
  • ウ. 特定の企業が開発した仕様が広く利用された結果、事実上の業界標準になったもの
  • エ. 特定の分野に関心のある複数の企業などが集まって結成した組織が、規格として作ったもの

経営戦略

問題3-1. プロダクトポートフォリオマネジメントでは、縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率をとったマトリックス図を四つの象限に区分し、製品の市場における位置付けを分析して賞源記分を検討する。四つの象限のうち、市場成長率は低いが市場占有率を高く保っている製品の位置付けはどれか。

  • ア. 金のなる木
  • イ. 花形製品
  • ウ. 負け犬
  • エ. 問題児

問題3-2. SWOT分析は、企業の戦略立案の際に、機会と脅威、強みと弱みを検討する分析手法である。強みと弱みの評価の対象となるものはどれか。

  • ア. 競合する企業の数
  • イ. 自社の商品価格
  • ウ. ターゲットとしている市場の伸び
  • エ. 日本経済の動向

問題3-3. 企業戦略におけるアライアンスの効果として適切なものはどれか。

  • ア. 異文化をもった相手企業が合併や買収によって加わることで、混乱や摩擦が生じることがあるが、有形・無形の経営資源を得ることができる。
  • イ. 外部の専門業者にその企業にとって中核でない業務を委託することによって、企業本来の業務に人員をシフトすることができる。
  • ウ. 技術提携、生産や販売の委託、合弁会社の設立などによって、複数の企業が互いの独自性を維持しながら連携を強化することができる。
  • エ. グループ企業の株式を保有することによって、本社機能に特化した会社形態として経営を行うことができる。

問題3-4. 企業のアライアンス戦略のうち、ジョイントベンチャーの説明として、適切なものはどれか。

  • ア. 2社以上の企業が共同出資して経営する企業のこと
  • イ. 企業間で相互に出資や株式の持合などの協力関係を結ぶこと
  • ウ. 企業の合併や買収によって相手企業の支配権を取得すること
  • エ. 技術やブランド、販売活動などに関する権利の使用を認めること

問題3-5. TOBの説明として、適切なものはどれか。

  • ア. 買付け価格と期間を公表し、不特定多数の株主から株式を買い集めること
  • イ. 株式の所有を通じて、他企業を支配またはコントロールすること
  • ウ. 企業が自ら発行した株式を市場の時価で買い入れること
  • エ. 企業の経営陣が自社株の買取りを実施し、企業の所有権を取得すること

問題3-6. マーケティングミックスの説明として、適切なものはどれか

  • ア. 機会、脅威、強み、弱みの各視点から自社環境を考察して戦略を立てる考え方
  • イ. 顧客、競合他社、自社の実力を知ることによって戦略を立てる考え方
  • ウ. 製品、流通、価格、販売促進の各要素を検討して戦略を立てる考え方
  • エ. 製品を花形、金のなる木、問題児、負け犬に分類して戦略を立てる考え方

問題3-7. データベース化された顧客情報を活用し、優良顧客を抽出する方法として、適切なものはどれか。

  • ア. 3C分析
  • イ. RFM分析
  • ウ. SWOT分析
  • エ. バリューチェーン分析

問題3-8. UX(User Experience)の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ア. 主に高齢者や障害者などを含め、できる限り多くの人が等しく利用しやすいように配慮したソフトウェア製品の設計
  • イ. 顧客データの分析を基に顧客を識別し、コールセンタやインターネットなどのチャネルを用いて顧客との関係を深める手法
  • ウ. 指定された条件の下で、利用者が効率よく利用できるソフトウェア製品の能力
  • エ. 製品、システム、サービスなどの利用場面を想定したり、実際に利用したりすることによって得られる人の感じ方や反応

問題3-9. 企業の経営を、財務的な業績からだけでなく顧客、業務プロセス、学習と成長といった側面から分析評価し、戦略の策定に結び付けようとする手法はどれか。

  • ア. BCS
  • イ. CSF
  • ウ. PPM
  • エ. SWOT分析

問題3-10. 経営戦略の目標や目的を達成する上で、重要な要因を表すものはどれか。

  • ア. CSF
  • イ. ERP
  • ウ. MRP
  • エ. SCM

問題3-11. KPIの説明として、適切なものはどれか。

  • ア. 企業目標の達成に向けて行われる活動の実行状況を計るために設定する重要な指標
  • イ. 経営計画で設定した目標を達成するための最も重要な要因
  • ウ. 経営計画や業務改革が目標に沿って遂行され、想定した成果を挙げていることを確認する行為
  • エ. 商品やサービスの価値を機能とコストの関係で分析し、価値を向上させる手法

問題3-12. サプライチェーンマネジメントの目的はどれか。

  • ア. 生産、販売、物流など個々のプロセスの不要な在庫の削減やリードタイムの短縮によって、プロセス全体の最適化を図る。
  • イ. 生産、販売、物流などの業務全体の効率や生産性を改善するために、業務内容や手続を根本的に見直して再構築を行う。
  • ウ. 生産、販売、物流などの業務全体をアウトソーシングすることによって、効率改善とコストダウンを図る。
  • エ. 生産、販売、物流などの個々のプロセスに加え、財務や経理なども含めた経営資源を一元的に管理する。

問題3-13. 情報技術を利用して顧客に関する情報を収集、分析し、長期的視点から顧客と良好な関係を築いて自社の顧客として囲い込み、収益の拡大を図る手法はどれか。

  • ア. BSC
  • イ. CRM
  • ウ. ERP
  • エ. PPM

問題3-14. ERPの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ア. 経営資源の有効活用の観点から企業活動全般を統合的に管理し、業務を機的に連携させることによって経営資源の最適化と経営の効率化を図る。
  • イ. 現行のビジネスプロセスを見直し、仕事の流れややり方だけでなく、組織の構造や管理体制なども革新して、パフォーマンスの向上を図る。
  • ウ. 顧客に対する情報をデータベース化し、顧客接点となる全部門が共有することによって、顧客への対応の迅速化を促進し、顧客との良好な関係構築を図る。
  • エ. 従業員の創造性、行動能力や知恵、データベース上に蓄積された知識や情報をばらばらなものとしてではなく、統合された経営資源として活用を図る。

問題3-15. 個々の営業担当者が保有している営業情報や営業ノウハウをデータベースで管理し、営業部門全体で共有できるようにしたい。この目的を達成するために活用する情報システムとして、最も適切なものはどれか。

  • ア. CRMシステム
  • イ. SCMシステム
  • ウ. SFAシステム
  • エ. データウェアハウス

問題4-1. 特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして、アクの開発者や企画者などが短期集中的にアイディアを出し合い、ソフトウェアの開発などの共同作業を行い、成果を競い合うイベントはどれか。

  • ア. コンベンション
  • イ. トレードフェア
  • ウ. ハッカソン
  • エ. レセプション

問題4-2. 技術開発戦略において作成されるロードマップを説明しているものはどれか

  1. ア. 技術の競争力レベルと技術のライフサイクルを2軸としたマトリックス上に、既存の技術や新しい技術をプロットする。
  2. イ. 研究開発への投資額とその成果を2軸とした座標上に、新旧の技術の成長過程をグラフ化し、旧技術から新技術への転換状況を表す。
  3. ウ. 市場面からの有望度と技術面からの有望度を2軸としたマトリックス上に、自が取り組んでいる技術開発プロジェクトをプロットする。
  4. エ. 横軸に時間、縦軸に市場、商品、技術などを示し、研究開発への取組みによる要素技術や求められる機能などの進展の道筋を、時間軸上に表す。

問題4-3. NFCに準拠した無線通信方式を利用したものはどれか。

  1. ア. ETC車載器との無線通信
  2. イ. エアコンのリモートコントロール
  3. ウ. カーナビの位置計測
  4. エ. 交通系のIC乗車券による改札

問題4-4. AIの活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. a. Webサイト上で、日本語の文章を入力すると即座に多言語に翻訳される。
  2. b. 災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し、地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。
  3. c. スマートスピーカーを利用して、音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。
  4. d. 駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して、文字認識処理をし、精算済みの車両がゲートに近付くと自動で開く。

問題4-5. ディープラーミングに関する記述として、最も適りなものはどれか。

  1. ア. 営業・マーケティング・アフタサービス等の顧客に関わる部門間で情報や業務の流れを統合する仕組み
  2. イ. コンピュータなどのテジタル機器、通信ネットワークを利用して実施される教育・学習・研修の形態
  3. ウ. 組織内の各個人がもつ知識やノウハウを組織全体で共有し、有効活用する仕組み
  4. エ. 大量のデータを人間の脳神経回路を模したモデルで解析することによって、コンピュータ自体がデータの特徴を抽出、学習する技術

問題4-6. 生成Aの特徴を踏まえて、システム開発に生成Aを活用する事例はどれか。

  1. ア.開発環境から別の環境へのプログラムのリリースや定義済みのテストプログラムの実行、テスト結果の出力などの一連の処理を生成AIに自動実行させる。
  2. イ.システム要件を与えずに、GUI上の設定や簡易な数式を示すことによって、システム全体を生成AIに開発させる。
  3. ウ.対象業務や出力形式などを自然言語で指示し、その指示に基づいてE-R図やシステムの処理フローなどの図を描画するコードを生成AIに出力させる。
  4. エ.プログラムが動作するのに必要な性能条件をクラウドサービス上で選択して、プログラムが動作する複数台のサーバを生成AIに構築させる。

問題4-7. 生成AIが、学習データの誤りや不足などによって、事実とは異なる情報や無関係な情報を、もっともらしい情報として生成する事象を指す用語として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. アノテーション
  2. イ. ディープフェイク
  3. ウ. バイアス
  4. エ. ハルシネーション

問題4-8. 記述a~cのうち、"人間中心のAI社会原則"において、AIが社会に受け入れられ適正に利用されるために、社会が留意すべき事項として記されているものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. a. AIの利用に当たっては、人が利用方法を判断し決定するのではなく、AIが自動的に判断し決定できるように、AIそのものを高度化しなくてはならない。
  2. b. AIの利用は、憲法及び国際的な規範の保護する基本的人権を侵すものであってはならない。
  3. c. AIを早期に普及させるために、まず高度な情報リテラシーを保有する者に向けたシステムを実現し、その後、情報弱者もAIの恩恵を享受できるシステムを実現するよう、段階的に発展させていかなくてはならない。
    • ア. a、b
    • イ. a、b、c
    • ウ. b
    • エ. b、c

問題4-9. 技術経営における新事業創出のプロセスを、研究、開発、事業化、産業化の四つに分類したとき、事業化から産業化を達成し、企業の業績に貢献するためには、新市場の立上げや競合製品などの障壁がある。この障壁を意味する用語として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. 囚人のジレンマ
  2. イ. ダーウィンの海
  3. ウ. ファイアウォール
  4. エ. ファイブフォース

問題4-10. コンビニエンスストアを全国にチェーン展開するA社では、過去10年間にわたる各店舗の詳細な販売データが本部に蓄積されている。これらの販売データと、過去10年間の気象データ、及び各店舗近隣のイベント情報との関連を分析して、気象条件、イベント情報と商品の販売量との関連性を把握し、1週間先までの天気予報とイベント情報から店舗ごとの販売予想をより高い精度で行うシステムを構築したい。このとき活用する技術として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. IoTを用いたセンサーなどから自動データ収集技術
  2. イ. 仮想空間で現実のような体験を感じることができる仮想現実技術
  3. ウ. ディープラーニングなどのAI技術
  4. エ. 表計算ソフトを用いて統計分析などを行う技術

問題4-11. AI利用されるかコーラルネットワークにおける活性化関数に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ア. ニューラルネットワークから得られた結果を基に計算し、結果の信頼度を出力する。
  2. イ. 入力層と出力層のニューロンの数を基に計算し、中間層に必要なニューロンの数を出力する。
  3. ウ. ニューロンの接続権成を基に計算し、最適なニューロンの数を出力する。
  4. エ.一つのニューロンにおいて、入力された値を基に計算し、次のニューロンに渡す値を出力する。

問題4-12. ディープラーニングを構成する技術の一つであり、人間の脳内にある神経回路を数学的なモデルで表現したものはどれか。

  1. ア. コンテンツデリバリネットワーク
  2. イ. ストレージエリアネットワーク
  3. ウ. ニューラルネットワーク
  4. エ. ユビキタスネットワーク

問題4-13. ある会社のECサイトでは、利用者からのチャットでの多様な問合せについて、オペレータが対応する仕組みから、ソフトウェアによる自動対応に変更した。このとき、利用者の過去のチャット内容などを学習して、会話の流れから適切な回答を推測できる仕組みに変更するために使われた技術として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. AI
  2. イ. AR
  3. ウ. CRM
  4. エ. ERP

問題4-14. IoT機器やスマートフォンなどの端末に搭載されているGPS機能を利用して、この端末が自らの位置情報を得る仕組みとして、適切なものはどれか。

  1. ア. 端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて人工衛星に送信し、これに対する応答を受得することによって位置情報を得る。
  2. イ.端末の位置情報の通知要求を電波に乗せて地上の無線基地局に送信し、これに対する応答を受言することによって位置情報を得る。
  3. ウ.三つ以上の人工衛星が発言している電波を受信して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置情報を得る。
  4. エ.三つ以上の地上の無線基地局が発信している電波を受信して、電波の発信時刻と受信時刻の差などから端末の位置情報を得る。

問題4-15. CADを活用した業務改善の事例として、適切なものはどれか。

  1. ア. 商品にICタグを取り付け、出荷監視することによって生産管理を自動化する。
  2. イ. 生産ラインに速度センサーを設置し、温度監視を行って、生産に適した温度が維持されるように制御する。
  3. ウ.設計情報をデータベース化しておき、設計図面を共有・再利用する。
  4. エ.ロボットを利用して生産ラインを自動化し、工場を無人化する。

問題4-16. コンカレントエンジニアリングの目的として、適切なものはどれか。

  1. ア. 開発期間の短縮
  2. イ. 開発した技術の標準化
  3. ウ. 自社の技術的な強みを生かした製品開発
  4. エ. 生産工程の歩留り率向上

問題4-17. エンジニアリングシステムのCAMを活用する場面として、適切なものはどれか。

  1. ア. エ業製品や建築物などの設計図面を作成する。
  2. イ. 工作機械を制御するための加工データを出力する。
  3. ウ. 製品の生産に必要な部品の発注量を計画する。
  4. エ. 月別の生産日程計画を策定する。

問題4-18. ジャストインタイム生産方式を説明したものはどれか。

  1. ア. 1人又は数人の作業員が、生産の全工程を担当する方式
  2. イ. 顧客からの注文を受けてから、生産を開始する方式
  3. ウ. 生産開始時の計画に基づき、見込み数量を生産する方式
  4. エ. 必要な物を、必要なときに、必要な量だけ生産する方式

問題4-19. インターネットショッピングにおいて、個人がアクセスしたWebページの閲覧履歴や商品の購入履歴を分析し、関心のありそうな情報を表示して別商品の購入を促すマーケティング手法はどれか。

  1. ア. アフィリエイト
  2. イ. オークション
  3. ウ. フラッシュマーケティング
  4. エ. レコメンデーション

問題4-20. フリーミアムの事例として、適切なものはどれか。

  1. ア. 購入した定額パスをもっていれば、期限内は何杯でもドリンクをもらえるファーストフード店のサービス
  2. イ. 無料でダウンロードして使うことはできるが、プログラムの改変は許されていない統計解析プログラム
  3. ウ. 名刺を個人で登録・管理する基本機能を無料で提供し、社内関係者との間での顧客情報の共有や人物検索などの追加機能を有料で提供する名刺管理サービス
  4. エ. 有料広告を収入源とすることによって、無料で配布している地域限定の生活情報などの広報誌

問題4-22. 炊飯器やエアコンなどの家電製品に内蔵される、機器の特定の機能を実現するためのシステムを何というか。

  1. ア. エキスパートシステム
  2. イ. エンタープライズシステム
  3. ウ. 組込みシステム
  4. エ. シンプレックスシステム

問題4-23. 組込みソフトウェアに該当するものはどれか。

  1. ア. PCにあらかじめインストールされているオペレーティングシステム
  2. イ. スマートフォンに自分でダウンロードしたゲームソフトウェア
  3. ウ. デジタルカメラの焦点を自動的に合わせるソフトウェア
  4. エ. 補助記憶媒体に記録されたカーナビゲーションシステムの地図更新データ

問題4-24. 電力会社において、人による検針の代わりに、インターネットに接続された電カメータと通信することで、各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように、様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。

  1. ア. EDI
  2. イ. IoT
  3. ウ. ISP
  4. エ. RFID

問題4-25. IoTデバイスとIoTサーバで構築され、IoTデバイスが計測した外気温をIoTサーパへ送り、IoTサーバからの指示でIoTデバイスに搭載されたモータが窓を開閉するシステムがある。このシステムにおけるアクチュエーターの役割として、適切なものはどれか。

  1. ア. IoTデバイスから送られてくる外気温のデータを受する
  2. イ. IoTデバイスに対して窓の開閉指示を送する
  3. ウ. 外気温を電気号に変換する。
  4. エ. 窓を開閉する。

問題4-26. インターネットに接続できる機能が搭載されており、車載センサーで計測した情報をサーバへ送信し、そのサーバから運転に関する情報のフィードバックを受けて運転の支援などに活用することができる自動車を表す用語として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. カーシェアリング
  2. イ. カーナビゲーションシステム
  3. ウ. コネクテッドカー
  4. エ. 電気自動車

問題5-1. 企業の情報戦略を策定する場合、最も考慮すべき事項はどれか。

  1. ア. IT技術の進化
  2. イ. 経営戦略との整合性
  3. ウ. 現行システムとの整合性
  4. エ. ライバル企業の情報戦略

問題5-2. エンタープライズサーチの説明として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. 企業内の様々なシステムに蓄積されている定型又は非定型なデータを、一元的に検索するための仕組み
  2. イ. 自然言語処理を実現するための基礎データとなる、電子化された大量の例文データベース
  3. ウ. 写真や書類などを工学的に読み取り、デジタルデータ化するための画像入力装置
  4. エ. 情報システムや業務プロセスの現状を把握し、あるべき企業の姿とのギャップを埋めるための目標を設定し、全体最適化を図ること

問題5-3. プロセス間で受け渡されるデータの流れの視点から、業務やシステムを分析するために用いるモデリング手法はどれか。

  1. ア. BPR
  2. イ. DFD
  3. ウ. MRP
  4. エ. WBS

問題5-4. BPRに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. ア. 業務の手順を改めて見直し、バッん的に再設計する考え方
  2. イ. サービスの事業者が利用者に対して、サービスの品質を具体的な数値として保証する契約
  3. ウ. 参加している人が自由に書き込みができるコンピュータシステム上の掲示板
  4. エ. 情報システムを導入する際に、ユーザがベンダーに提供する導入システムの概要や調達条件を記述した文書

問題5-5. 電子メール、電子掲示板を介したコミュニケーション、情報共有、電子会議などの各種機能を有し、共同作業環境を提供するソフトウェアを何と呼ぶか。

  1. ア. グループウェア
  2. イ. シェアウェア
  3. ウ. ファームウェア
  4. エ. フリーウェア

問題5-6. SaaSを説明したものはどれか。

  1. ア. コンピュータ設備の利用をサービスとして提供し、使用料を課金する
  2. イ. 情報システム部門の機能の一部を受託し、業務委託料を課金する
  3. ウ. ソフトウェアの機能を複数の企業にインターネット経由でサービスとして提供し、使用料を課金する
  4. エ. ソフトウェアをダウンロードさせる対価としてライセンス料を課金する

問題5-7. 自然災害などによるシステム障害に備えるため、自社のコンピュータセンタとは別の地域に自社のバックアップサーバを設置したい。このとき利用する外部業者のサービスとして、適切なものはどれか。

  1. ア. ASP
  2. イ. BPO
  3. ウ. SaaS
  4. エ. ハウジング

問題5-8. RPA(Robotic Process Automation)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. ホワイトカラーの定型的な事務作業を、ソフトウェアで実現されたロボットに代替させることによって、自動化や効率化を図る
  2. イ. システムの利用者が、主体的にシステム管理や運用を行うことによって、利用者のITリテラシーの向上や、システムベンダーへの依存軽減などを実現する
  3. ウ. 組立や搬送などにハードウェアのロボットを用いることによって、工場の生産活動の自動化を実現する
  4. エ. 企業の一部の業務を外部の組織に委託することによって、自社のリソースを重要な領域に集中したり、コストの最適化や業務の高効率化などを実現したりする

問題5-9. テレワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. ア. ITを活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
  2. イ. ある業務に対して従来割り当てていた人数を増員し、業務を細分化して配分すること
  3. ウ. 個人が所有するPCやスマートデバイスなどの機器を、会社が許可を与えた上でオフィスでの業務に利用させること
  4. エ. 仕事の時間と私生活の時間の調和に取り組めること

問題5-10. 新しい概念やアイディアの実証を目的とした、開発の前段階における検証を表す用語はどれか。

  1. ア. CRM
  2. イ. KPI
  3. ウ. PoC
  4. エ. SLA

問題5-11. 利用者と提供者をマッチングさせることによって、個人や企業が所有する自動車、住居、衣服などの使われていない資産を他社に貸与したり、提供者の空き時間に買い物代行、語学レッスンなどの役務を提供したりするサービスや仕組みはどれか。

  1. ア. クラウドコンピューティング
  2. イ. シェアリングエコノミー
  3. ウ. テレワーク
  4. エ. ワークシェアリング