スパム的な外部リンクを自サイトから外す方法を記します。
注意!
外部リンクの否認ツールは使い方はカンタンですが、ドメインパワーを左右するものです。否認するリンクの選定は慎重に行って下さい。
1. Search Consoleで外部リンクを確認
まずは否認する外部リンクを確認するため、Search Consoleにログイン<します。
2. 外部リンクデータをエクスポート
Search Consoleにログインしたら、外部リンクデータをエクスポートします。
左メニュー下側にある「リンク」をクリック。
画面中央下までスクロールして、「上位のリンク元サイト」>「詳細」をクリック。
上位のリンク元サイトの画面が開くので、画面右上の「エクスポート」をクリック。
任意のデータを選択してエクスポートします。
3. リンクしている上位のTOP10を確認
シートに外部リンク一覧を吐き出されたのを確認します。
上位TOP10のサイトの内容を確認します。
ただし、外部リンクのURLを調べるためにそのままクリックすると、最悪ウイルス感染することも考えられます。そのため、次で紹介するURL確認ツールを使ってリンク先の安全性を確かめます。
注意!外部リンクはURL確認ツールで確認する
エクスポートしたデータに記載されたURLをそのままクリックしてしまうと、PCが危険なウイルスに蝕まれる可能性があります。必ずURLチェックツールを利用して、外部リンクの危険性を確認すると良いでしょう。
SecURL(セキュアール)は、
- リンクスパムやウイルス感染の検出
- 詐欺サイトのチェック
- 短縮URLの解析や展開
- さらにリンク先のサイトキャプチャ
といった様々な要素を一挙に確認できる、無料のウイルスチェッカーツールです。SecURLにアクセスし、検索窓に調べる対象のURLを貼り付けて「チェック」ボタンを押すだけで、対象のURLの安全性を確認してくれます。
サイトキャプチも取れるので、外部リンク先がどんなサイトなのかイメージを共有するときにも有効です。
今回は、SecURLでリンク切れとなっているドメインを対象に、否認対象のtxtファイルへまとめました。
4. 否認対象のURLをtxtファイルにまとめる
否認対象となる外部URLをコピーして、メモ帳などに貼り付けます。
必ず「https://」または「https://」を付与したURLでテキストにしましょう。(テキストリンクのURLのみをスプレッドシートへ自動転機するGASはこちら↓)
URLを貼り付けたら、「txtファイル」として保存します。
複数のURLを貼り付ける時、カンマで区切らず改行でURLだけを貼り付けます。余計なテキストが含まれていると、次で行うアップロードで失敗します。
追記:テキストのハイパーリンクURLを一括取得するGAS
Googleスプレッドシートに吐き出したハイパーリンクのURLを一括取得して、同じシートに返す関数を載せておきます。
function getLinkUrltext() {
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sheet = ss.getActiveSheet();
var range = sheet.getDataRange();
var data = range.getRichTextValues();
var array = [];
var lastRow = sheet.getLastRow();
for (var i = 1; i < lastRow; i++) {
var url = data[i][0].getLinkUrl(); //A列にあるハイパーリンクURLを取得
array.push([url]);
}
sheet.getRange(1,5).setValue("URL↓");
range = sheet.getRange(2, 5, array.length, 1); //B2セルからURLを出力
range.setValues(array);
}
Search Consoleで外部リンクのシートをGoogleスプレッドシートで取得後、一気にテキストリンクURLだけを抽出することが可能です。
5. Search Consoleの否認ツールにtxtファイルをアップロード
否認する対象の外部リンクをまとめたtxtファイルを、Search Consoleの否認ツールへアップロードします。
「プロパティの選択」から任意のサイトを選択します。
「否認リストをアップロード」をクリック。
否認リンクを保存したtxtファイルを選択して開く。
以下のように、「○ドメインと○URLが否認されています」と表示されていれば、正しくリンクが否認されています。
ツール:サイトへのリンクを否認する
まとめ
任意の外部リンクを否認する手順をまとめると、以下のとおりです。
- Search Consoleで外部リンクを確認
- 外部リンクデータをtxtファイルにまとめる
- リンク否認ツールにアップロード
txtファイルさえ作成できれば、否認ツールにアップロードは難しい作業ではありません。
また、サイトの規模にもよると思いますが、ボットの回遊は翌日~翌々日くらいには完了する認識です。
関連記事: WordPressテーマを調べる5つの方法。ないしょのツールもこっそり伝授
関連記事: Googleスプレッドシート・色フィルターで絞り込む3STEP
関連記事: 【即戦力】Canva・枠付き文字をエフェクトを使わず作成する2STEP