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AND関数の使い方|すべての条件が満たされているか調べる

2021年2月8日

=AND(論理式1,[論理式2,...])

and

AND(アンド)関数は、すべての引数が論理的に TRUE の場合は TRUE を返し、いずれかの引数が論理的に FALSE である場合は FALSE を返します

参考:AND関数ドキュメントエディタヘルプ

AND関数の構文

AND関数の構文は以下のとおりです。

=AND(論理式1,[論理式2,...])

ADN関数の構文内訳

用語 意味
論理式1 式、論理値 TRUE か FALSE を表す式を含むセルへの参照、または論理値に強制変換できる式です。
論理式2, ... [省略可]追加の式、論理値 TRUE か FALSE を表す式を含むセルへの参照、または論理値に強制変換できる式です。

注意!0はFALSEになる

数字の0は論理的にFALSEとなります

逆に負の数を含めた他すべての数字は、論理的にTRUEとなります。

またセル範囲を指定したときは、

  • 範囲指定した全てのセルがTRUEのときはTRUE
  • いずれかのセルがFALSEならFALSE

といった値が返されます。

AND関数の実行サンプル

以下の表をサンプルに、

項目(A列) 進捗(B列) AND関数↓
ルール1 チェック  
ルール2 空白  
ルール1 空白  

C列に下記のようなAND関数を設定してみました。

=AND(A2="ルール1",B2=true)

結果は以下↓

and

AND関数の実行サンプル結果

andfunc_kekka

C2セルに値だけが「TRUE」となって返ってきたことが分かります。

単純に

  • 論理式1:A列の値が「ルール1」
  • 論理式2:B列の値が「true」

以上の条件と合致したら「TRUE」を返させる、という式を作成しました。

AND関数は、条件付き書式やプルダウンと組み合わせるとより効果を発揮してくれます

参考記事:スプレッドシート・特定の文字に色付する方法。条件付き書式で超カンタン!
参考記事:スプレッドシートにプルダウンリストを作成!3ステップでカンタン設定♪

AND関数 × GASのサンプル

AND関数をGASで利用する際の、かんたんなサンプルを作成してみました。

実装する表のサンプル。

項目 進捗 ADN×GAS↓
ルール1 false  
ルール2 check  
ルール1 check  

実装するGAS↓

function myFunction() {
var ss,Lastrw,i
ss = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
Lastrw = ss.getLastRow();
Logger.log(Lastrw);//4.0
for (i=2; i<Lastrw+1 ;i++) {
ss.getRange(i,3).setFormula('and($A'+i+'="ルール1"'+',$B'+i+'=true)');
}
}

実行結果↓

項目 進捗 AND×GAS↓
ルール1 FALSE
ルール2 FALSE
ルール1 TRUE
OYAKUN
OYAKUN
A列とB列のセル範囲が、指定の値だったらTRUEを返す処理のときに重宝します。TRUEのときに、条件分岐でメールを飛ばす、行を塗りつぶすなど応用して使えますね。

AND関数の使い方 まとめ

AND関数の使い方でした。

有効に使うには、各論理式のTRUE・FALSEになる定義を決めておくことでしょう。

直感的に利用できる関数だと思うので、どんどん使ってみてください。

OYAKUN
OYAKUN
論理式に演算子">="などを設定することで、数値の範囲指定もかんたんに実装できます!

関連記事: ADD関数の使い方|2つの数値の合計を返す
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