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ADDRESS関数の使い方|行・列番号からセル参照の文字列を取得

2021年2月3日

=ADDRESS(行番号、列番号、参照形式、シート名)

address

ADDRESS(アドレス)関数は、指定された行・列番号からセル参照の文字列を返す関数です。

参考:ADDRESS関数ドキュメントエディタヘルプ

ADDRESS関数の使い方と構文

ADDRESS関数の構文は以下のとおりです。

=ADDRESS(行, 列, [絶対相対モード], [A1表記の使用], [シート])

※返される値は「文字列」になることに注意が必要です。

ADDRESS関数の設定内訳

ADDRESS関数の設定内訳です。

構文の理解
項目 意味
行番号 セル参照の行番号です。先頭の行を1とした行番号を指定します。
列番号 列番号セル参照の列番号です。先頭の列を1とした列番号を指定します。
絶対参照モード 1または省略 絶対参照(例:$A$1)
2 行は絶対参照、列は相対参照(例:A$1)
3 行は相対参照、列は絶対参照(例:$A1)
4 行・列とも相対参照(例:A1)
参照形式 返される文字列をA1形式にするか、R1C1形式にするか指定ができる。
FRUE又は省略 A1形式
FALSE R1C1形式
シート名 他のブックのセル参照文字列を返す場合には、使用するブック名またはシート名を指定する。戻り値にブック名やシート名は含まれなくなる。
OYAKUN
OYAKUN
絶対参照や参照形式を指定することで、セル番地を「A1」や「R1C1」といった値で返すことができます。

ADDRESS関数 × GASのサンプル

ADDRESS関数をGASで利用する際の、かんたんなサンプルを作成してみました。

address_image
上のイメージに対して実行したスクリプト↓

function myFunction() {
ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
sht = ss.getActiveSheet().getActiveCell();
val = sht.setFormula("=ADDRESS(1,3)").getValue();
Logger.log(val);//$C$1
}
OYAKUN
OYAKUN
GASでセル番地を取得するときにADDRESS関数は使いやすいかも。

ADDRESS関数の使い方 まとめ

ADDRESS関数の使い方でした。

使い方としては、

  • 行番号
  • 列番号

上記を指定するだけで、任意のセル住所が簡単にわかるようになります。

OYAKUN
OYAKUN
シート名を指定することで、他ファイルの文字列も返すことが可能です。もっとうまい活用方法があれば追記します...!

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