=ADD(値1,値2)
※ADD関数はSpreadsheetのみで使える関数です。
ADD(アド)関数は、2つの数値の合計を返す関数で演算子+と同じ結果を返します。
ただし、テキストの結合目的では利用できません。
ADD関数の構文
ADD関数の構文は以下のとおりです。
=ADD(値1,値2)
- 値1は1つ目の加数です。
- 値2は2つ目の加数です。
ADD関数とSUM関数の違い
ADD関数とSUM関数の決定的な違いは
- ADD関数はスカラー値の加算のみサポート
- SUM関数はベクトルや行列の加算もサポート
といった点。
ADD関数では「スカラー値の加算のみをサポート」となっています。
スカラーとベクトルの内訳詳細
スカラーとベクトルの具体的な違いを記します。
項目 | スカラー | ベクトル |
---|---|---|
意味 | 「連ならない独立した1つの数字」のこと | ベクトルは「要素が一列に並べられた数字」のこと。 |
イメージ | ||
ADD関数 算出結果 |
各値をADD関数で算出すると、
- スカラー値は値が返される
- ベクトルではエラーになる
という結果に至りました。
特にSUM関数とは違って、セルごとに選択しないと加算値が出せない点は、ADD関数の不便に感じるところです。
ADD関数 × GASのサンプル
ADD関数をGASで利用する際の、かんたんなサンプルを作成してみました。
function myFunction() {
var ss, rng,add1
ss = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
rng = ss.getRange(2,3).activate();
add1 = rng.setFormula("=ADD(A2,B2)").getValue();
Logger.log(add1);//777
}
OYAKUN
GASだとADD関数の使い所が見いだせない...
ADD関数の使い方 まとめ
ADD関数の使い方でした。
有効に使うには、
- スカラー値
- 2つの値
上記を指定することで、加算結果を確実に返してくれる値となります。
OYAKUN
プラス(+)演算子を使う場面で、無理にADD関数を使う必要はないかもっす!
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