=AVERAGE(値1, [値2, ...])
または
=AVERAGE(A2:A100,B2:B100,...)
AVERAGE(アベレージ)関数は、データセット内の値の平均値を返します。
※ テキストは無視されます。
AVERAGE関数の使い方. 構文
AVERAGE関数の構文は以下のとおりです。
=AVERAGE(値1, [値2, ...])
または
=AVERAGE(A2:A100,B2:B100,...)
AVERAGE関数の構文内訳
用語 | 意味 |
---|---|
値1 | 平均を求める1つ目の数値、セル参照、またはセル範囲を指定します。必ず指定します。 |
値2,... | [省略可] - 平均値の計算対象となる追加の値または範囲です。 |
AVERAGE関数を使うときの注意点
注意. 値の引数に指定したテキストは反映されない
値の引数として指定したテキストは、全て無視されます。
※ テキスト値を0値に指定するにはAVERAGEA関数を使用します。
以下にサンプルを記載します。
値 | サンプル式 | AVERAGE関数結果↓ |
---|---|---|
586 | =AVERAGE(A2,A3) | 9724.5 |
18863 | =AVERAGE(A2:A3) | 9724.5 |
あいうえお | =AVERAGE(A2:A4) | 9724.5 |
値となる引数に「あいうえお」を指定しても、AVERAGE関数の結果に影響がない(無視されている)ことが分かります。
以上のように、AVERAGE関数の中にテキストを値の引数にしても、数値だけの平均値だけが返されます。
AVERAGE関数の使い方. Excelとスプシの違い
AVERAGE関数は指定した値の平均偏差を求めますが、ExcelとGoogleスプレッドシートでは引数の制限が異なります。
- Excelでは値2は最大255まで
- スプレッドシートでは値2に上限なし
以上のように、GoogleスプレッドシートでAVERAGE関数を使う場合は値2の上限がありません。
AVERAGE関数の実行サンプル
AVERAGE関数を実行するサンプル。
値 | サンプル式 | AVERAGE関数結果↓ |
---|---|---|
100 | =AVERAGE(A2,A3) | 150 |
200 | =AVERAGE(A2:A3) | 150 |
300 | =AVERAGE(A2:A4) | 200 |
GIFで↓
AVERAGE関数の実行サンプル結果
AVERAGE関数は、MEDIAN関数と組み合わせるとより効果を発揮してくれます。
参考記事:MEDIAN関数の使い方(準備中...)
AVERAGE関数 × GASのサンプル
AVERAGE関数をGASで利用する際の、かんたんなサンプルを作成してみました。
実装する表のサンプル。
サンプル値 | AVERAGE×GAS↓ |
---|---|
3.2 | |
62.3 | |
12.5 | |
82.3 |
実装するGAS↓
function AVERAGE() {
var ss,sht,lastrw
ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
sht = ss.getActiveSheet();
lastrw = sht.getLastRow();
//AVERAGE関数をB2セルにセット
for (i=2; i<lastrw+1; i++) {
sht.getRange(i,2).setFormula('=AVERAGE('+'A2'+':'+'A'+lastrw+')');
}
}
実行結果↓
サンプル値 | AVERAGE×GAS↓ |
---|---|
3.2 | 40.1 |
62.3 | 40.1 |
12.5 | 40.1 |
82.3 | 40.1 |
AVERAGE関数の使い方 まとめ
AVERAGE関数の使い方でした。
有効に利用するには、
- 指定する値をなるべく隣接させる
- テキストを途中入れない
- 範囲指定のほうが値の指定は簡単
といった感じでしょうか。
ExcelでAVERAGE関数を利用する際は、値2の引数は255までといった制限があるので注意が必要です。
次の記事:AVERAGEIF関数の使い方|基準に応じた範囲の平均値を返す
関連記事: AVEDEV関数の使い方|平均値からデータ偏差の平均を求める
関連記事: ASC関数の使い方|全角または半角文字に変換する
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