match関数・検索の種類(照合の型)の使い方
match関数の「検索の種類」は省略可能ですが、セル範囲の値によっては設定しないと狙った値が取得出来ません。
match関数・検索の種類が1(又は省略)
検索の種類が1又は省略の時、検索値以下の最大値の位置を返します。
検索値の最左端位置(列)を取得しているのが分かります。
検索の種類「1」の優先順
- 数字:1〜9の順
- 英字:A 〜 Zの順
- 平仮名:あ 〜 んの順
- 真偽:FALSE 〜 TRUEの順
上図のsampleです↓
samplematch関数・検索の種類1
FALUSE、TRUEのみ返される値が「2(FALSEが優先)」になることに注意。
match関数・検索の種類が0
検索の種類が0の時、検索値と完全一致する値の位置を返します。
指定した検索値の位置(列)がそのまま返されていることが分かりますね。
sample match関数・検索の種類2
match関数・検索の種類が-1
検索の種類が-1の時は検索値以上の最小値の位置を返します。
検索値に対して最右端のセル位置(列)を返しているのが分かります。
検索の種類「-1」の優先順
- 数字:9〜1の順
- 英字:Z 〜 Aの順
- 平仮名:ん 〜 あの順
- 真偽:TRUE 〜 FALSEの順
sample match関数・検索の種類3
FALSE、TRUEのみ返される値が「1(TRUE優先)」になることに注意。
検索の種類は1、0、-1と3種類ありますが、基本的には検索値と完全一致の「0」を使用するのではないでしょうか。
ここでは省略の際にデフォルトは「1」で設定されることを覚えておくと良いでしょう。

基本編 同じシート内でスプレッドシートのプルダウンを連動させる方法
スプレッドシート・match関数の使い方|まとめ
というわけでmatch関数の使い方についてはご理解いただけたでしょうか?
- 検索値を指定しよう
- 検索列・行を選択して
- 検索の種類を設定して
- 検索値の位置を取得!
スプレッドシートとExcelでのmatch関数の使用方法に違いはありませんが、検索の種類の設定値を誤ると全く違う値を返すことがあります。
特に「1」と「0」の違いは、よく理解しておく必要があります。
次回はindex関数とmatch関数を組み合わせた、超便利な使用方法をご紹介します!
