スプレッドシートmatch関数の使い方|検索した位置を返せるよ!

2017年10月30日

match関数・検索の種類(照合の型)の使い方

match関数の「検索の種類」は省略可能ですが、セル範囲の値によっては設定しないと狙った値が取得出来ません。

match関数・検索の種類が1(又は省略)

検索の種類が1又は省略の時、検索値以下の最大値の位置を返します。

検索値の最左端位置(列)を取得しているのが分かります。

検索の種類「1」の優先順

  • 数字:1〜9の順
  • 英字:A 〜 Zの順
  • 平仮名:あ 〜 んの順
  • 真偽:FALSE 〜 TRUEの順

上図のsampleです↓

samplematch関数・検索の種類1

POINT!

FALUSE、TRUEのみ返される値が「2(FALSEが優先)」になることに注意。

match関数・検索の種類が0

検索の種類が0の時、検索値と完全一致する値の位置を返します。

指定した検索値の位置(列)がそのまま返されていることが分かりますね。

sample match関数・検索の種類2

match関数・検索の種類が-1

検索の種類が-1の時は検索値以上の最小値の位置を返します。

検索値に対して最右端のセル位置(列)を返しているのが分かります。

検索の種類「-1」の優先順

  • 数字:9〜1の順
  • 英字:Z 〜 Aの順
  • 平仮名:ん 〜 あの順
  • 真偽:TRUE 〜 FALSEの順

sample match関数・検索の種類3

POINT!

FALSE、TRUEのみ返される値が「1(TRUE優先)」になることに注意。

検索の種類は1、0、-1と3種類ありますが、基本的には検索値と完全一致の「0」を使用するのではないでしょうか。

ここでは省略の際にデフォルトは「1」で設定されることを覚えておくと良いでしょう。

OYAKUN
検索の種類で見当違いな位置を取得しないよう、設定には十分注意してください。

基本編 同じシート内でスプレッドシートのプルダウンを連動させる方法

スプレッドシート・match関数の使い方|まとめ

というわけでmatch関数の使い方についてはご理解いただけたでしょうか?

  1. 検索値を指定しよう
  2. 検索列・行を選択して
  3. 検索の種類を設定して
  4. 検索値の位置を取得!

スプレッドシートとExcelでのmatch関数の使用方法に違いはありませんが、検索の種類の設定値を誤ると全く違う値を返すことがあります

特に「1」と「0」の違いは、よく理解しておく必要があります。

次回はindex関数とmatch関数を組み合わせた、超便利な使用方法をご紹介します!

OYAKUN
冒頭のGIFで使っていますが、match関数はプルダウンとの連携もオススメですよ

参考記事 INDEXとMATCH関数の組み合わせで行列の交差値が一瞬で取得出来る

関連関数スプレッドシートindex関数の使い方|Excelとの違いに注意!