【MySQL】LEFT JOINとRIGHT JOINを使って全てのデータを表示する

MySQLでLEFT（RIGHT）JOINを使って、NULL値であってもデータを取得・表示する方法のメモです。

LEFT JOINとRIGHT JOINは外部結合

まずは内部結合と外部結合の違いを理解します。

OYAKUN

※ 理解が間違ってたらごめんなさい。

LEFT JOINとRIGHT JOINの記述方法

LEFT JOINとRIGHT JOINの記述方法を紹介します。

LEFT JOINの記述形式

SELECT フィールド名1,フィールド名2,〜フィールド名n
FROM テーブル名1 LEFT JOIN テーブル名2 ON テーブル名1.フィールド名 = テーブル名2.フィールド名
WHERE 抽出条件

次にRIGHT JOIN。

RIGHT JOINの記述形式

SELECT フィールド名1,フィールド名2,〜フィールド名n
FROM テーブル名1 RIGHT JOIN テーブル名2 ON テーブル名1.フィールド名 = テーブル名2.フィールド名
WHERE 抽出条件

LEFTかRIGHTが書き換わっただけで、他のテーブル名などの指定は全て同じなんですよね^^

要約すると、

こんな感じですかね。

MySQLでLEFT JOINを使ったテーブル結合例

LEFT JOINを使って、以下2つのテーブルを結合してみます。

ちなみに各テーブルに挿入した値は以下↓

A基板テーブルに挿入した値

INSERT INTO A基板 SET 部品名='チップ抵抗',quantity=1000;
INSERT INTO A基板 SET 部品名='LED',quantity=200;
INSERT INTO A基板 SET 部品名='トランジスタ',quantity=40;

部品在庫テーブルに挿入した値

INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='電解コンデンサ',`parts_id`=1,COUNT=300;
INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='チップ抵抗',`parts_id`=2,COUNT=30000;
INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='トランジスタ',`parts_id`=3,COUNT=100;
INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='レギュレーター',`parts_id`=4,COUNT=50;
INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='LED',`parts_id`=5,COUNT=6000;
INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='スイッチ',`parts_id`=6,COUNT=3000;
INSERT INTO 部品在庫 SET 部品名='コネクタ',`parts_id`=7,COUNT=300;

LEFT JOINのSQL文例

A基板の部品必要数（quantity）に対して、該当する部品の在庫があるのか（COUNT）、フィールド「部品名」を元に調べてみます。

LEFT JOINのSQLは以下を入力して実行↓

SELECT * FROM A基板 LEFT JOIN 部品在庫 ON A基板.部品名=部品在庫.部品名;

SQLの実行結果↓

A基板のテーブルをLEFT JOINしたので、部品在庫テーブルが右側にくっついてますね。

OYAKUN

A基板に対して部品在庫があるかどうか、これならひと目で分かります。

じゃあ、SQLの「LEFT JOIN」の箇所を「RIGHT JOIN」に変更するとどうなるのか。

RIGHT JOINのSQL文例

以下を入力して実行

SELECT * FROM A基板 RIGHT JOIN 部品在庫 ON A基板.部品名=部品在庫.部品名;

RIGHT JOINの実行結果↓

部品在庫テーブルが右側、A基板のテーブルが左側に結合されました^^

OYAKUN

A基板で使われない部品在庫も、全部表示されています

まとめ

LEFT JOINとRIGHT JOIN、リレーションより難しくなく、より簡単に他のテーブルの値を参照することができる感じがしました。

MySQLをデータベースに部品在庫の管理をやっていれば、けっこうデータを引っ張ってくるのに使えそうっすね。

OYAKUN

これは楽しい！次回はDISTINCTで指定した列の重複行を除外する方法を紹介します。

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