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ACCRINT関数の使い方 証券の未収利息額を算出する

2021年1月6日

ACCRINT(アクルード・インタレスト)関数は、定期的に利息が発生する証券の「未収利息額」を求めることができる関数です。

accrint

※ 未収利息とは

支払う期限が未達状態の利息のことを差します。

ACCRINT関数の使い方と構文

ACCRINT関数の使い方として構文は以下のとおりです。

ACCRINT関数構文

=ACCRINT(発行日, 初回利払日, 受渡日, 利率, 償還額, 頻度, [日数の計算方法])

ACCRINT関数の設定内訳

設定必須となる内訳を記載しておきます。

構文の理解
項目 意味
発行日 指定必須:証券の発行日
初回利払日 指定必須:初回の利息支払いが行われる日付
受渡日 指定必須:証券の受渡日。発行後の証券が買い手に渡される日
(受渡日は、証券を売却せずに満期まで保有した場合の証券満期日を表す)
利率 指定必須:年利率の意味
償還額 指定必須:額面100通貨単位あたりの償還額(または額面額)
頻度 指定必須:年間の利息支払回数を指定する(年に1回=1、年2回=2...4など)
基準 省略可能:計算に使用する基準日数を示す数値を指定。
計算方法 0または省略 0 = 30 日/360 日(NASD 方式)
1 1 = 実際の日数 / 実際の日数
2 2 = 実際の日数 / 360日
3 3 = 実際の日数 / 365日
4 4 = 30 日/360 日(ヨーロッパ方式)

注意!発行日・初回利払日・受渡日は日付解析関数で指定する

ACCRINT関数にて指定必須の

  • 発行日
  • 初回利払日
  • 受渡日

以上については、

  • DATE関数
  • TO_DATE関数

などを利用して指定も可能です。

説明 データ 備考
発行日 2020/03/01 指定必須・関数定義
初回利払日 2020/08/31 指定必須
受渡日 20020/10/01 指定必須
利率 10% 指定必須
額面価格 1000 指定必須
頻度 (年 2 回) 2 指定必須
基準 (30 日/360 日) 0 任意
ACCRINT 算出結果 1800058.333 結果
上記数式 =ACCRINT(B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8) 数式表示

ACCRINT関数の使い方 まとめ

ACCRINT関数の使い方でした。 ACCRINT関数を有効に利用するには、

  • 発行日
  • 初回利払日
  • 受渡日
  • 利率
  • 償還額
  • 頻度

指定必須となる上記の正確なデータを、前もって準備しておく必要があります。

OYAKUN
OYAKUN
複数の分割払いを行っていて、ボーナス払いの未収利息額を求めるときなどに使うと良さそうですね!

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