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スプレッドシートのプルダウンを連動させよう!同じシートの中で設定する基本編

2017年10月12日

スプレッドシートでプルダウンの連動が出来たら...

pull-down-rendou
プルダウン連動のイメージ

とっても便利ですよね!

そこで今回はスプレッドシートのプルダウンを連動させる方法【基本編】をご紹介していきます(^^)

スプレッドシートのプルダウンを連動させる方法をマスターしよう!

以前、

についてご紹介させていただきました。

主にスプレッドシートで「プルダウン」と「条件付き書式」を利用して設定しましたが、今回は

  • IFERROR関数
  • VLOOKUP関数

といった2つの関数を駆使しながら、同じシート内でプルダウンの連動を設定する方法をご紹介します。

プルダウン
Spreadsheet-pulldown-Eyecatch
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同じスプレッドシート上でプルダウンを連動する方法

同じシート上でプルダウンの連動を設定するには、

  1. 不変の参照元テーブル
  2. 可変の参照元テーブル
  3. データの入力規則を可変させる

以上の3つを作成・理解することでプルダウンの連動を行うことが可能です。

POINT!

※ テーブルはこの記事では" データベース "のことを指します。

そんなに難しくないので、一緒にやっていきましょう(^^)

sampleシート もあるので、分からなければ参照しながら進めることも可能です。

STEP1. プルダウン表示用のタイトルを作成

プルダウン表示用のタイトルを作成します。

シートに見出しを作成

STEP2. プルダウン参照元の不変データベースを作成

次にプルダウンの参照元となる不変データベース(不変タイトル・サブタイトル)を作成します。

連動先のデータを作成する

本データベースの作成場所は任意ですが、分かりやすいように " プルダウンタイトルの横 " に作成しました。

不変データベースの内訳

セル範囲D2~D11は、タイトルのプルダウンA列の参照元。

セル範囲E2〜I11は、サブタイトルの連動プルダウンB列の参照元。(次に作成する可変データベースと繋げます)

不変データベースのsample

不変データベースのsampleです↓コピペして使用して下さい。

不変タイトル・サブタイトル(可変タイトル用のソース)
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ  
らりるれろ
わをん  
データベースのsample

STEP3. プルダウン連動元ととなる可変の表を作成

プルダウン選択の値で連動が出来るように、可変のデータベース(可変サブタイトル)を関数で作成します。

不変のデータベースの2行下(場所は任意)に、可変データベースのタイトルを作成します。

プルダウン連動元のデータベース

A列の値(プルダウン)を参照する数式を設置

プルダウンで選択されるA列の値を参照するために、可変データベースの一番左上(D14セル)に下記数式を設置します。

左上のセル

セルD14に設置する数式

=A2

D14に入力したらD23までオートフィルコピー。

設定をコピー

A列の値で可変するためにVLOOKUPとIF関数を設置する

続いて可変データベースの領域に、下記VLOOKUP関数を使った数式を設置します。

VLOOKUP関数

垂直方向の検索。 範囲の 1 列目で指定したキーを垂直方向に検索し、同じ行内にある指定したセルの値を返します。

使用例:VLOOKUP(10003, A2:B26, 2, FALSE)

構文:VLOOKUP(検索キー, 範囲, 番号, [並べ替え済み])

引用元:https://support.google.com/VLOOKUP

またIFERROR関数を数式の頭に付けて、エラーの場合は空白を返す設定に。

IFERROR関数

エラー値でない場合は1番目の引数を返します。エラー値である場合は 2 番目の引数を返します(指定した場合)。2番目の引数を指定していない場合は空白が返されます。

使用例:IFERROR(A1,"セル A1 にエラーがあります")

構文:IFERROR(値, [エラー値])

引用元:https://support.google.com/IFERROR

設置セルと設置する関数の内訳

E14セルに設置する数式↓

=iferror(VLOOKUP($D14,$D$2:$I$11,2,0),"")

F14セルに設置する数式↓

=iferror(VLOOKUP($D14,$D$2:$I$11,3,0),"")

G14セルに設置する数式↓

=iferror(VLOOKUP($D14,$D$2:$I$11,4,0),"")

H14セルに設置する数式↓

=iferror(VLOOKUP($D14,$D$2:$I$11,5,0),"")

I14セルに設置する数式↓

=iferror(VLOOKUP($D14,$D$2:$I$11,6,0),"")

こんな感じになっていればOKです。

vlookupを設定したイメージ

E14〜I14迄入力したVLOOUPの数式を23行目(不変データベースの最終行)まで、オートフィルでコピーします。

vlookupを下までコピー

アニメーションで↓

POINT!

IFERROR関数にて「エラーの時は空白」としているので、ここでは可変データベース内は空白でOKです。

ここまでの作業で、約7割方準備が出来ました。

後はプルダウンを設置していくのみです(^^)

ただし単純にプルダウンリストを設置させるわけではなく、連動させるには少し手順が必要です。

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